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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科43巻8号

1989年08月発行

文献概要

小さな工夫

内視鏡用の長い糸状ブジーの試作

著者: 平田亨1 三木誠1

所属機関: 1東京医科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.723 - P.723

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 直視下内尿道切開術などが普及した今日でも,尿道狭窄に対するLe Fort操作による拡張は,最も頻繁に行われる泌尿器科的処置の一つである。その手技については,それぞれの施設で種々工夫され,"小さな工夫"欄にもしばしば登場している。
 ところでBlandyらも述べているごとく,糸状ブジーの挿入には,内視鏡を見ながらの操作が最も確実かつ容易である。われわれも糸状ブジーを盲目的に挿入することはせず,必ず内視鏡下で挿入しているが,問題は一般の糸状ブジーが短いことである。すなわち,内視鏡を抜去する際に,能登らも指摘しているように,狭窄部に挿入した糸状ブジーが抜けないようにするとか,はじめから尿道内で内視鏡の外側から糸状ブジーを挿入しておくなどの工夫が必要である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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