文献詳細
綜説
文献概要
はじめに
1980年代になってヒトに起病性のある2種類のレトロウイルスが発見されている。ATL (adultT-cell leukemia,成人T細胞白血病)の病原体であるHTLV-1(humanT-cell lymphotropic virustyPe 1)であり,他はAIDS(acquired immuno-deficiency syndrome)の病原体であるHIV(hu-man immunodeficiency virus,ヒト免疫不全ウイルス)である。いずれも性行為感染症であり,かつ血液媒介感染症でもあり,また,HTLV-Iの主要感染経路として母乳があげられ,HlVも乳児への感染ルートとして母乳が一因となっている。
1980年代になってヒトに起病性のある2種類のレトロウイルスが発見されている。ATL (adultT-cell leukemia,成人T細胞白血病)の病原体であるHTLV-1(humanT-cell lymphotropic virustyPe 1)であり,他はAIDS(acquired immuno-deficiency syndrome)の病原体であるHIV(hu-man immunodeficiency virus,ヒト免疫不全ウイルス)である。いずれも性行為感染症であり,かつ血液媒介感染症でもあり,また,HTLV-Iの主要感染経路として母乳があげられ,HlVも乳児への感染ルートとして母乳が一因となっている。
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