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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科43巻9号

1989年09月発行

症例

ネフローゼ症候群に対する両側腎塞栓療法

著者: 高岩正至1 山中直人1 村木修2 一條貞敏2

所属機関: 1米沢市立病院泌尿器科 2福島県立医科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.785 - P.787

文献概要

 67歳,男性。30年来,蛋白尿を指摘されていたが,全身浮腫が出現,経口摂取が困難栄養状態が悪化したため入院した。高度の蛋白尿と低蛋白血症,高窒素血症を伴うネフローゼ症候群としてステロイド療法,血液透析を施行したが改善せず,両側腎動脈塞栓術を施行した。血清蛋白は正常化し,週3回透析にて全身状態は良好に維持された。残念して塞栓7か月,膵癌にて死亡した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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