icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科44巻1号

1990年01月発行

文献概要

講座 泌尿器手術に必要な局所解剖・19

陰茎(1)

著者: 佐藤達夫1

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部解剖学第2講座

ページ範囲:P.27 - P.33

文献購入ページに移動
 医師たる者,己が診療の対象器官の成り立ちにある程度の知識をもっているべきではなかろうか。構造と機能はもとより,系統発生に通じておれば,その器官を慈しむ気持も増し,また診療の改良にもなんらかの示唆が与えられるかもしれない。尿路であると同時に性器を兼ねた陰茎は,泌尿器科診療の最重要の対象のひとつである。しかも陰茎は体表に露出しており,腎や膀胱,前立腺のように体内にしまわれた器官と異ったインパクトをもった構造物であろう。しかし,その成り立ちにあまり関心が払われていないのは不思議と言うほかはない。ここでは,まず教養として陰茎の成り立ちについて簡単にまとめておきたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら