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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科44巻1号

1990年01月発行

文献概要

症例

化学療法で寛解した膀胱憩室癌術後骨転移

著者: 宮城徹三郎1 押野谷幸之助1 島村正喜1 江川雅之2

所属機関: 1石川県立中央病院泌尿器科 2金沢大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.56 - P.59

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 61歳,女性。血尿を主訴に受診。術前診断は右卵巣腫瘍兼膀胱浸潤。手術にて直径約7cm の膀胱憩室腫瘍と判明し,膀胱全摘術施行。病理診断は移行上皮癌,grade 3,INFβ,pT3b,ly2,ν(+)。術後1年,骨スキャンにて胸椎,肋骨の転移がみられ,cyclophosphamide(500mg静注,第1日),doxorubicin hydrochloride(30mg静注,第2日),cisplatin(75mg静注,第3日)を4〜5週ごとに投与,5コースで完全寛解をみた。術後29カ月健在。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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