icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科44巻10号

1990年10月発行

文献概要

講座 X線解剖学・7

会陰

著者: 石井千佳子1 多田信平1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学放射線医学

ページ範囲:P.863 - P.866

文献購入ページに移動
 会陰perineumは骨盤の出口でダイヤモンド型をしている.前方は恥骨結合と恥骨弓,前側方は恥骨下技,側方は坐骨結節,後側方は仙結節靱帯,そして後方は尾骨で囲まれている.この下方は皮膚で,上方には骨盤隔膜pelvic diaphragmがある.会陰は坐骨結節を境に前方の尿生殖三角uro-genital triangleと後方の肛門三角anorectal tri-angle に分かれ,それぞれの下方は尿生殖隔膜urogenital diaphragmと骨盤隔膜pelvic dia-phragmで覆われている(図1)1,2,3)
 会陰筋は大きく肛門筋群と尿生殖筋群とに分かれる.肛門筋群には恥骨と恥骨内側から起こり前方の尿生殖裂孔を囲んで直腸周囲に付着する肛門挙筋levator ani muscles,坐骨棘から起こり仙骨尖と尾骨に付着する尾骨筋coccygeus muscle,肛門の周囲にある外肛門括約筋muscle sphincterani externusからなる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら