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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科44巻10号

1990年10月発行

文献概要

症例

停留精巣に発生した類表皮嚢胞

著者: 梶原一郎1 鐘ケ江重宏1 平塚義治1

所属機関: 1福岡大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.902 - P.904

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 68歳,男性.10歳の時,左停留精巣を指摘されていたが放置.10年前より左鼠径部が徐々に増大してきたため受診.停留精巣より発生した腫瘍と診断し,高位精巣摘除術を施行.組織学的に皮膚付属器は見られず,精巣類表皮嚢胞と診断した.精巣類表皮嚢胞は,わが国でも80例以上の報告があるが,停留精巣より発生した症例の報告はない.本症は我々が調査した範囲では,停留精巣より発生した類表皮嚢胞として世界文献上第3例目にあたる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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