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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科44巻10号

1990年10月発行

文献概要

症例

排尿障害に対して抗コリン薬が有効であった多発性硬化症

著者: 鈴木康之1 町田豊平1 大石幸彦1 中山昌明2 宮崎一興3

所属機関: 1東京慈恵会医科大学泌尿器科学教室 2東京慈恵会医科大学第二内科学教室 3神奈川リハビリテーション病院

ページ範囲:P.907 - P.910

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 ステロイド大量療法が無効であった多発性硬化症の膀胱無抑制収縮による頻尿,切迫性尿失禁を示した2症例に対しオキシブチニン,テロジリンを投与したところ,無抑制収縮の消失ならびに切迫性尿失禁の消失,頻尿の改善を認めた.多発性硬化症に原因する無抑制収縮の治療に際し,一般的な治療法で排尿症状の改善が無効の場合はこれら膀胱に特異的な治療法を試みるべきである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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