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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科44巻2号

1990年02月発行

原著

腸管利用の尿管・膀胱形成術の13例

著者: 岡田昇1 福井準之助1 小川秋實1

所属機関: 1信州大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.147 - P.150

文献概要

 尿管狭窄または萎縮膀胱の13例に14回腸管を利用した尿管形成あるいは膀胱拡大術を施行した。遠隔成績(中央値4年6月)では,腎機能上問題を生じた症例は2例で,うち1例は遊離腸管のぜん動運動亢進による尿失禁と腎機能低下のため再手術を行ない,他の1例は逆流による水腎の進行のため横行結腸導管へ変更した。残る症例は年数回の急性腎盂炎を生じたものが3例あったが,腎機能上の問題はなく,日常生活にもほぼ支障がなかった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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