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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科44巻2号

1990年02月発行

文献概要

症例

仙骨形成不全を伴った神経因性膀胱

著者: 小林剛1 当真嗣裕1 石渡大介1 牛山武久2

所属機関: 1公立昭和病院泌尿器科 2国立リハビリテーションセンター病院泌尿器科

ページ範囲:P.166 - P.168

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 55歳の女性が排尿困難を訴え受診した。触診で仙骨部に骨性抵抗を触れず,球海綿体反射は消失していた。X線撮影で仙骨形成不全を認め,両側水腎と右腎結石があった。ウロダイナミックス検査で最大尿流量の低下が認められた。内圧パターンは無反射型であった。MRIで仙骨欠損と馬尾神経周囲に脂肪組織が認められ,これが神経因性膀胱機能障害と関係していると考えられた。治療はクレーデ法および自己導尿を指導し,残尿は減少した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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