icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科44巻2号

1990年02月発行

画像診断

エコー診断が可能であった新生児先天性後部尿道弁

著者: 松井孝之1 川口理作1 島田憲次1 生駒文彦1

所属機関: 1兵庫医科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.177 - P.179

文献概要

 症例 生後9日目、男児。
 初診 1989年7月15日。
 主訴 発熱(38.7℃)
 現病歴 生後9日目より38.7℃の高熱を発し,当院小児科を受診。膿尿を呈することから腎盂腎炎と診断され,入院のうえ当科へ紹介された。
 エコー検査を施行したところ後部尿道弁が強く疑われた。なお,出生直後より尿は湧き出るように出るのみで,尿線を描いて飛んだことはなかった。また,妊娠中,分娩時とも特に異常は認めていない。
 検査所見 血液一般,血液生化学および尿検査では,血中白血球増多(24800/cmm),CRP(+++)および膿尿(u-WBC 30-50/F)を認めたが,腎機能(CRN O.6 mg/dl, BUN 19 mg/d1),その他の検査はすべて正常であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら