文献詳細
症例
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74歳,女性。肉眼的血尿にて来院。拇指頭大,有茎性の膀胱腫瘍が発見され,TURを施行した。組織学的には,腫瘍の大部分は紡錘形細胞より成り,筋層内へ浸潤していた。移行上皮癌と腺癌が島状に存在しており,一部軟骨組織もみられた。免疫組織化学的染色により,上皮性成分と非上皮性成分の存在が明らかで,悪性中胚葉性混合腫瘍と診断した。後に膀胱全摘出術,回腸導管形成術を施行し,化学療法(CAP)2コース行い経過観察中である。
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