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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科44巻3号

1990年03月発行

症例

膀胱の悪性中胚葉性混合腫瘍

著者: 平石攻治1 藤沢明彦1 熊谷久治郎2

所属機関: 1高松市民病院泌尿器科 2高松市民病院病理

ページ範囲:P.246 - P.248

文献概要

 74歳,女性。肉眼的血尿にて来院。拇指頭大,有茎性の膀胱腫瘍が発見され,TURを施行した。組織学的には,腫瘍の大部分は紡錘形細胞より成り,筋層内へ浸潤していた。移行上皮癌と腺癌が島状に存在しており,一部軟骨組織もみられた。免疫組織化学的染色により,上皮性成分と非上皮性成分の存在が明らかで,悪性中胚葉性混合腫瘍と診断した。後に膀胱全摘出術,回腸導管形成術を施行し,化学療法(CAP)2コース行い経過観察中である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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