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症例
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72歳,男性。血尿と右側腹部痛を訴え近医受診。尿管結石として治療を受けていたが高度の腎機能障害を認めたため当科転入院。左腎盂腫瘍,右尿管腫瘍と診断し左腎尿管全摘,右尿管部分切除術施行。腫 はいずれも移行上皮癌grade 2であった。左腎は動脈硬化性の変化がみられた。術後8カ月経過した現在,腫瘍の再発や転移は認めていないが腎機能障害は徐々に進行しており,いずれは残存腎尿路摘出と透析治療が必要と思われる。
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