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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科44巻6号

1990年06月発行

症例

膀胱真菌症を合併した陰茎壊疽

著者: 原田浩1 管野貴行1 竹内一郎1 久島貞一1 伊藤勇市1 吉田豊2

所属機関: 1市立釧路総合病院泌尿器科 2市立釧路総合病院病理

ページ範囲:P.525 - P.527

文献概要

 52歳,男性.数年来の糖尿病,および慢性アルコール中毒治療中,血尿を主訴に当院紹介された.経過中陰部は次第に発赤腫脹をきたし,突如壊死に陥った.陰茎壊疽の診断にてデブリドマン,洗浄,抗生剤の全身投与を行った.またCTにて膀胱内に葡萄の房様腫瘤あり,生検の結果,膀胱真菌球形成の診断にて抗真菌剤の膀胱内注入にて腫瘤は自壊し,血尿も消失した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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