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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科44巻7号

1990年07月発行

症例

正常分娩を行わせた巨大腎細胞癌

著者: 村瀬達良1 伊藤博1 大石睦夫1 鈴木弘一1

所属機関: 1名古屋第一赤十字病院泌尿器科

ページ範囲:P.609 - P.611

文献概要

 27歳,女性.初めての妊娠.妊娠後期に上腹部の腫瘤に気づくも放置していた.後腹膜massが疑われたが,妊娠満期で2322gの男児を自然分娩した.出生時に児に異常は認めなかった.分娩後腫瘍は増大しDIP,CT,アンジオグラフィーにて腎腫瘍と診断,分娩後7日目に経腹的に腎腫瘍を摘出した.摘出重量は6.9kgで巨大であった.術後の経過は良好で,1年6ヵ月経過した現在癌の再発,転移はない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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