icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科44巻8号

1990年08月発行

原著

尿膜管癌と癌胎児性抗原

著者: 清水俊寛1 川田敏夫1 佐藤仁1 杉原志朗2

所属機関: 1群馬県立がんセンター泌尿器科 2群馬県立がんセンター病理

ページ範囲:P.693 - P.695

文献概要

 12年間に経験した尿膜管癌3例について癌胎児性抗原(CEA)との関連を中心に検討した,症例はすべて男性で年齢は35歳から49歳,3例すべてで免疫組織化学的にCEAの局在が証明された.CEAは1例においては癌細胞の胞体にびまん性に存在しており,2例では癌細胞の腺腔面の小皮縁に陽性所見が強かった.血清CEAが測定された2例においては術前高値であった血清CEAが術後正常化した.本疾患において血清CEAがそのマーカーとなる可能性が強く示唆された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら