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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科44巻8号

1990年08月発行

症例

黄色肉芽腫を呈した感染性尿膜管嚢胞

著者: 朝倉博孝1 井澤明1 門間哲雄2 渡辺衛2 森永正二郎3

所属機関: 1警友病院泌尿器科 2警友病院外科 3済生会中央病院病理科

ページ範囲:P.713 - P.716

文献概要

 43歳の男性で感染性尿膜管嚢胞の症例を経験した.膀胱部分切除および尿膜管嚢胞摘出術で,術後経過順調であった.病理組織像は,黄色肉芽腫であった.外科的治療を施行する際には,炎症の程度および範囲を十分に把握することが大切で,症例によっては,消化管の損傷や合併切除が必要な場合もあり,抗菌剤投与や浣腸などの消化管手術前処置は一考されるべきと考えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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