icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科44巻8号

1990年08月発行

症例

亀頭陰茎海綿体シャントを行った塩酸パパベリンによる持続勃起症

著者: 小谷俊一1 成島雅博1 伊藤裕一1

所属機関: 1中部労災病院泌尿器科

ページ範囲:P.717 - P.719

文献概要

 27歳,男性.第6胸椎圧迫骨折にて対麻痺,性的勃起不能.左陰茎海綿体に塩酸パパベリン40mgを局注し,1分後に完全勃起が得られた.しかし66時間後に勃起が全くおさまらないため,再受診.酒石酸水素メタラミノール20mg,塩酸ドパミン20mg,ウロキナーゼ72000単位の陰茎海綿体への局注,陰茎海綿体よりの450mlの脱血を施行するも勃起が全く消退しなかった.75時間後に亀頭陰茎海綿体間シャント(Winter法)を施行し,ようやく勃起が消退した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら