文献詳細
講座 X線解剖学・6
文献概要
陰茎
陰茎penisは起部で坐骨,恥骨下枝,恥骨結合と尿生殖隔膜で固定され,前方に陰茎体が続く.陰茎体背側は左右1対の陰茎海綿体corpuscavernosaがあり,白膜で囲まれている(図13).陰茎海綿体の下面には不対の尿道海綿体corpusspongiosumで内部に尿道を囲み,後端では膨大して尿道球urethral bulbと続く5).
MRIではその位置により陰茎海綿体と尿道海綿体の区別は安易である.T1強調画像ではともに中程度の輝度である(図14).T2強調画像では海綿体の輝度は高く,尿道と陰茎海綿体の中を通る海綿体動脈は低輝度に見える.海面体の周囲は低輝度の白膜が覆う12).
陰茎penisは起部で坐骨,恥骨下枝,恥骨結合と尿生殖隔膜で固定され,前方に陰茎体が続く.陰茎体背側は左右1対の陰茎海綿体corpuscavernosaがあり,白膜で囲まれている(図13).陰茎海綿体の下面には不対の尿道海綿体corpusspongiosumで内部に尿道を囲み,後端では膨大して尿道球urethral bulbと続く5).
MRIではその位置により陰茎海綿体と尿道海綿体の区別は安易である.T1強調画像ではともに中程度の輝度である(図14).T2強調画像では海綿体の輝度は高く,尿道と陰茎海綿体の中を通る海綿体動脈は低輝度に見える.海面体の周囲は低輝度の白膜が覆う12).
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