icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科44巻9号

1990年09月発行

症例

小さな膀胱褐色細胞腫

著者: 北川憲一1 小竹忠1 始関吉生1 山口邦雄1 柳重行1 伊藤晴夫1

所属機関: 1帝京大学医学部付属市原病院泌尿器科

ページ範囲:P.812 - P.814

文献概要

 67歳,男性.主訴は排尿困難.高血圧,血尿,排尿時発作は認められなかった.膀胱鏡にて膀胱後壁に表面平滑,黄色で正常粘膜に被覆され膀胱内に突出する大豆大の腫瘤を認めた.膀胱腫瘍の疑いにて経尿道的切除術を施行した.病理学的には褐色細胞腫であった.術後,血中および尿中カテコラミンの測定を行ったが,いずれも正常であった.術後12カ月を経た現在,再発は認められない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら