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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科44巻9号

1990年09月発行

小さな工夫

カテーテル皮膚固定法の工夫

著者: 西本憲治1 白石恒雄1

所属機関: 1松山赤十字病院泌尿器科

ページ範囲:P.822 - P.822

文献概要

 カテーテル類の皮膚固定については,泌尿器科を含めた外科系のみならず内科系診療科においても必要となることも最近は多くなり,われわれは固定に際し受針器,針,鑷子,コッヘル,ハサミなどが含まれている"縫合セット"を用いていた.しかし,セットの中にはたかが一針の縫合のためには不要なものも多く含まれており,さらに再消毒等の手間を考えると無駄が多いと思われる.
 最近われわれは,注射針を利用することにより簡単にカテーテルを皮膚に固定している.すなわち,固定部位の皮膚を軽くつまみ上げ無麻酔下に22G注射針で図に示すように皮膚を突き刺したあと針のなかに3−0絹糸を針の先から通す.そこで針を抜けば絹糸は立派に皮膚を通っておりこの絹糸を利用してカテーテルの皮膚固定を行う.21G針では2-0絹糸が通過可能であり,必要な絹糸の太さに応じて注射針を選べばよい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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