文献詳細
Urological Letter・570
文献概要
VURの手術的療法は,小児泌尿器科医の仕事のうえでは大事なものである.この手術で筆者は経膀胱的に行っているが,その際,Glenn and Andersonの術式を用いている.粘膜下のトンネルは元来の尿管口の位置から膀胱頸部に向かって,下内方へ向けて造っている.こうすると手技的に容易であり,かつ長いトンネルを造ることができる.
まっすぐなMetzenbaum剪刀を用いると,時には粘膜下のトンネルの末梢部を造るさいに面倒なことがある.そんな例には,最近心臓外科で用いている先の曲った図のようなTorekの剪刀を用いると,その近くの筋層に入ることもないし,膀胱粘膜を傷つけることもなくて便利である.
まっすぐなMetzenbaum剪刀を用いると,時には粘膜下のトンネルの末梢部を造るさいに面倒なことがある.そんな例には,最近心臓外科で用いている先の曲った図のようなTorekの剪刀を用いると,その近くの筋層に入ることもないし,膀胱粘膜を傷つけることもなくて便利である.
掲載誌情報