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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科45巻1号

1991年01月発行

文献概要

Urological Letter・570

VURの治療のための尿管再移植にはThorek剪刀の利用を

著者:

所属機関:

ページ範囲:P.23 - P.23

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 VURの手術的療法は,小児泌尿器科医の仕事のうえでは大事なものである.この手術で筆者は経膀胱的に行っているが,その際,Glenn and Andersonの術式を用いている.粘膜下のトンネルは元来の尿管口の位置から膀胱頸部に向かって,下内方へ向けて造っている.こうすると手技的に容易であり,かつ長いトンネルを造ることができる.
 まっすぐなMetzenbaum剪刀を用いると,時には粘膜下のトンネルの末梢部を造るさいに面倒なことがある.そんな例には,最近心臓外科で用いている先の曲った図のようなTorekの剪刀を用いると,その近くの筋層に入ることもないし,膀胱粘膜を傷つけることもなくて便利である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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