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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科45巻1号

1991年01月発行

文献概要

症例

動注化学療法が著効を示した進行性腎盂・膀胱腫瘍

著者: 鈴木信1 村雲雅志1 熊谷章1

所属機関: 1北海道社会事業協会函館病院泌尿器科

ページ範囲:P.37 - P.40

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 83歳,女性.診断は肺転移を伴う右腎盂・膀胱腫瘍.全身状態不良のため,動注化学療法を試みた.シスプラチン50mg/m2,アドリアマイシン25mg/m2をアンギオテンシンIIとともに注入し,2〜3週間隔で4コース施行.重篤な副作用を伴わずに,肺転移巣と膀胱腫瘍の消失・全身状態の改善を認め,右腎尿管全摘出術を施行でき,完全寛解となった.術後4ヵ月現在,再発・転移所見なし.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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