文献詳細
症例
文献概要
83歳,女性.診断は肺転移を伴う右腎盂・膀胱腫瘍.全身状態不良のため,動注化学療法を試みた.シスプラチン50mg/m2,アドリアマイシン25mg/m2をアンギオテンシンIIとともに注入し,2〜3週間隔で4コース施行.重篤な副作用を伴わずに,肺転移巣と膀胱腫瘍の消失・全身状態の改善を認め,右腎尿管全摘出術を施行でき,完全寛解となった.術後4ヵ月現在,再発・転移所見なし.
掲載誌情報
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