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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科45巻10号

1991年09月発行

綜説

手術にまつわる精神障害:コンサルテーション・リエゾン精神医学の立場から

著者: 白倉克之1 岩崎徹也1

所属機関: 1東海大学医学部精神科学教室

ページ範囲:P.731 - P.737

文献概要

 総合病院における精神科医に期待される役割の一つとしてConsultation-Liaison精神医学が近年注自されるようになってきた.これは従来の精神科併診とは異なり,狭義の精神病や種々の精神障害,心身症などの患者の診断と治療ばかりでなく.患者を巡る様々な治療的な人間関係をも治療の対象とするものであり,包括的な医療の実現には不可欠な立場の一つと位置付けられている.本稿ではまずConsultation-Liaison精神医学の概要とその具体的な対象と方法を簡単に記述し,次いて手術にまつわる精神障害operative syndromeについて解説を加えると共に,外科系臨床医として留意すべき幾つかの具体的な対応を記してみた.日常臨床の参考となれば幸甚である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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