icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科45巻10号

1991年09月発行

講座 泌尿器手術に必要な局所解剖・28

女性外陰部(2)

著者: 佐藤達夫1

所属機関: 1東京医科歯科大学解剖学第2講座

ページ範囲:P.745 - P.752

文献概要

 外陰部の脈管神経を考える場合に留意しておかなければならないのは,外陰部の占めている部位である.椅子にかけてみれば実感できるが,外陰部は体幹の最下端であり,骨盤ならびに仙骨部の脈管神経の支配下に置かれるのが本すじである.しかし一方で,外陰部は前部で下腹部に続いており,また左右の下肢のつけ根にはさまれている(俗にいう「また」)ので,外陰部には体幹と大腿の移行部の脈管神経の影響が及びやすい.外陰部の脈管神経を考える場合には,常にこの二元性に配慮することが必要である.
 女性外陰部の脈管神経も基本的には男性と同じであるので,詳しい総論的事項は本シリーズの該当部分を適宜参照されたい1〜5)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら