icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科45巻10号

1991年09月発行

文献概要

症例

膀胱内転移を伴った尿膜管癌

著者: 長谷川和則1 池内隆夫1 森川文雄1 小野寺恭忠1 甲斐祥生1

所属機関: 1昭和大学藤が丘病院泌尿器科

ページ範囲:P.778 - P.780

文献購入ページに移動
 Stage Ⅲ Aの尿膜管癌に広範囲切除術を施行,後療法なしに術後30ヵ月間再発を認めない.本症例は摘出標本のマッピングで膀胱頂部のムチン産生中等度分化型腺癌とは別に,右尿管口上部の粘膜下に病理組織像が同一の非連続性病変を認めた.膀胱内転移は術前検査で発見不可能であり,臍・尿膜管全摘術+膀胱部分切除術では根治性は得られない.自験例は根治的手術法として臍・尿膜管全摘術+膀胱全摘出術の妥当性を確認した症例と考える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら