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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科45巻11号

1991年10月発行

文献概要

症例

放射線治療後に発生したと思われる尿管腫瘍

著者: 斉藤政彦1 岡村菊夫1 近藤厚生1 三宅弘治1 榊原敏文2

所属機関: 1名古屋大学医学部泌尿器科学教室 2西尾市民病院泌尿器科

ページ範囲:P.874 - P.876

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 子宮癌の放射線治療30年後に発生した尿管腫瘍を経験した.症例は73歳女性,殿部の放射線性皮膚潰瘍の治療中に血尿が出現.尿細胞診陽性,逆行性尿管造影で陰影欠損を腸骨血管交差部付近の尿管に認め尿管腫瘍と診断した.右腎尿管全摘膀胱部分切除術を実施.乳頭状広基性の腫瘍を尿管口より7cm上方に認めた.移行上皮癌grade 2,pT3aであった.本症例は放射線誘発癌として最も確信度の高い診断基準を満たすものであった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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