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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科45巻12号

1991年11月発行

原著

禁制尿路再建術における逆流防止弁の直視下筋層固定法

著者: 加藤哲郎1 佐藤一成1 山口哲1 塚田大星1 能登宏光1 守山正胤2

所属機関: 1秋田大学医学部泌尿器科学教室 2大阪大学微生物病学研究所

ページ範囲:P.941 - P.944

文献概要

 いわゆる禁制尿路再建術の成否は逆流防止弁の機能にかかっており,腸重積弁の固定に工夫が凝らされている.著者らは3列の弁内外層縫合固定と,1列の弁外層—弁受容腸管筋層縫合固着を行う術式を導入した.本術式は直視下で容易に行うことができ,また結石の誘因であるstapleを用いないという利点がある.筋層固着による弁固定には信頼性が高く,本術式を採用した8症例の逆流防止弁の機能は良く保持されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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