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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科45巻12号

1991年11月発行

症例

高エコーを呈した腎細胞癌

著者: 鈴木良一1 平井康夫1 村山直人2 大塚薫2 浅沼勝美3 松嵜理4

所属機関: 1松戸市立病院消化器科 2松戸市立病院泌尿器科 3松戸市立病院病理 4帝京大学市原病院病理

ページ範囲:P.949 - P.951

文献概要

 48歳,男性.肉眼的血尿を主訴に来院.超音波検査にて,左腎に径約30mmで著しい高エコーを呈する境界明瞭な類円形腫瘤影を認めた.内部は比較的均一で音響陰影は伴わず,血管筋脂肪腫と診断した.しかし,単純X線CTでは全体に高濃度に造影CTでは低濃度腫瘤として描出された.血管造影では腫瘍血管や腫瘍濃染像は認められなかった.左腎摘出術を行い,びまん性に多数の砂粒体(小石灰化巣)を伴った腎細胞癌と診断した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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