icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科45巻12号

1991年11月発行

症例

精巣腫瘍の転移と誤認した後腹膜神経鞘腫

著者: 小野芳啓1 中沢康夫1 栗田誠1 山中英寿1 鈴木慶二2 神保進3

所属機関: 1群馬大学医学部泌尿器科学教室 2群馬大学医療技術短期大学病理学教室 3原町赤十字病院泌尿器科

ページ範囲:P.958 - P.960

文献概要

 27歳,男性.右高位精巣摘除術を施行後,stage ⅡA精巣未熟型奇形腫と診断した.初期治療として化学療法(PVB療法3コース)を施行したが後腹膜腫瘍の縮小がみられず,後腹膜腫瘍摘出術を施行した.病理組織学的診断はアントニーB型神経鞘腫であり,結果的には後腹膜良性神経鞘腫を合併したstage Ⅰ精巣未熟型奇形腫であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら