文献詳細
画像診断
膀胱に発生したパラガングリオーマの1例
著者: 栃本真人1 松本哲夫1 塩沢寛明1 古堅進亮1 成田佳乃1 三木誠1
所属機関: 1東京医科大学泌尿器科学教室
ページ範囲:P.983 - P.986
文献概要
主訴 膀胱腫瘤精査.
既往歴・家族歴 特記すべきことはなかった.
現病歴 1988年12月に妊娠4ヵ月目の産婦人科の内診で,偶然に腟前壁に腫瘤を触知され当科に紹介された.
現症 双手診により腟前壁右側に胡桃大,弾性硬の腫瘤を触知するも,圧痛は軽度で可動性はなかった.
膀胱鏡所見 右尿管口部に拇指頭大の隆起性病変を認めた.表面の血管の怒張は認めるが,粘膜面に明らかな腫瘍性変化はなかった.
検査所見 血液一般,血液生化学,尿一般検査等に異常は認めなかった.
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