icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科45巻13号

1991年12月発行

文献概要

症例

CA19-9産生腎盂・尿管移行上皮癌

著者: 児玉一惠1 定方宏人1 見供修2 宮尾誠一1 柴山勝太郎3 成清卓二4

所属機関: 1国立渋川病院内科 2国立渋川病院放射線科 3富岡厚生病院泌尿器科 4群馬大学医学部第三内科

ページ範囲:P.1048 - P.1050

文献購入ページに移動
 発熱が主訴の64歳の男性.諸検査の結果,左腎腫瘍と診断した.術前CA l9-9値が2200U/mlと高値を示した.左腎・尿管摘出術を受け,移行上皮癌と診断した.術後CA 19-9値は67U/mlと低下した.術後照射終了後,多発性肺転移が出現,M-VAC療法(メトトレキサート,ビンブラスチン,塩酸ドキソルビシン,シスプラチン)を行った.肺転移は縮小さらに消失したが,CA 19-9値は横ばいから,やがて徐々に上昇し,左腎上方に腫瘍の再発を認めた.摘出標本の免疫染色で,癌細胞がCA 19-9陽性に染色された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら