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再発性褐色細胞腫の1例
著者: 東野一郎1 福士剛彦1 対馬伸晃1 西村祥二1 渡辺伸一郎1 山谷金光1
所属機関: 1弘前大学医学部泌尿器科学教室
ページ範囲:P.171 - P.174
文献購入ページに移動主訴 動悸.
初診 1985年7月13日.
既往歴・家族歴 特記すべきことなし.
現病歴 1984年夏頃より時々動悸を認め,翌年6月頃より頭痛も出現したため近医を受診し,当科を紹介された.右副腎褐色細胞腫の診断にて1985年8月右副腎摘除術を施行し,術後,血圧および血中,尿中カテコラミンは正常化した.1987年夏頃より血中カテコラミンが再び上昇しはじめ,血圧も時々高めを示し,精査目的にて1990年2月再入院した.
検査所見 血圧140/80mmHg,時に160/100mmHg程度まで上昇.血液一般,血液生化学,尿所見とも特に異常なし.血中ノルエピネフリン3418pg/ml,血中エピネフリン88pg/ml,血中ドーパミン98pg/ml.
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