icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科45巻3号

1991年03月発行

原著

腎血管性高血圧症に対する自家腎移植の検討

著者: 村石修1 石塚修1 小川秋實1

所属機関: 1信州大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.219 - P.222

文献概要

 腎血管性高血圧症に対して自家腎移植を行った8症例につき術後成績を検討した.原因病変は動脈硬化6例,筋線維性異形成1例,大動脈炎症候群1例で,手術時年齢は36歳から66歳であった.8例中3例は術前に対側腎の機能が廃絶または低下していた.全例患側腎を同側の腸骨窩へ移植し,尿管の切断は行わなかった.術後観察期間は10年3ヵ月から1年1ヵ月(平均5年4ヵ月)であった.2例は術後降圧剤が不要となり,5例は降圧剤が著しく減少した.これら7例では術後末梢血レニン活性値が正常化した.他の1列は術後レニン活性値が高値のままで高血圧が持続した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら