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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科45巻3号

1991年03月発行

症例

膀胱全摘後も自尿,勃起が可能であった若年膀胱癌

著者: 石塚修1 小川秋實1 岡根谷利一1 北見好弘1 和食正久1 井門慎介1

所属機関: 1信州大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.235 - P.237

文献概要

 18歳で発症した再発性の表在性膀胱腫瘍に対して経尿道的腫瘍切除術,放射線療法,膀胱内注入療法を施行したが,2年後に,肺に遠隔転移を生じた.そのため転移部位の右中肺葉切除術,神経温存根治的膀胱全摘術,回腸を利用した膀胱形成術を施行した.再び肺転移を生じたため右下肺葉切除を行い,術後の補助化学療法中に逆流防止弁の狭窄による急性腎不全を生じたため逆流防止弁の修復術を施行した.以後,自尿可能で完全な尿禁制が維持され勃起も可能である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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