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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科45巻4号

1991年04月発行

文献概要

画像診断

乏血管性小腎細胞癌と高血管性骨転移巣

著者: 菅谷公男1 塚田大星1 能登宏光1 西沢理1 加藤哲郎1

所属機関: 1秋田大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.349 - P.351

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 患者 69歳,男性.
 主訴 左殿部痛.
 既往歴 16歳のとき肺結核.23歳のときデング熱,虫垂炎手術.25歳のとき長崎で被爆現病歴 1989年10月中旬から左殿部痛が出現し,次第に激痛となった.1ヵ月後に某整形外科を受診したところ,X線像とCTで左仙腸関節部の広範な骨溶解性腫瘍と右腎の小嚢胞を指摘された.排尿困難があり前立腺の腫大も認められたため,泌尿器系腫瘍の骨転移を疑われ,11月27日当科へ紹介となった.
 検査所見 血液一般,血液生化学,尿検査,尿細胞診とも正常であったが,前立腺性酸フォスファターゼ(PAP)1.9ng/ml,ガンマセミノプロテイン(γ-SM)4.1ng/ml(4.0ng/ml以下),前立腺特異抗原(PSA)4.2ng/ml(3.6ng/ml以下)で,γ-SMとPSAが若干高値であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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