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交見室
手術手技—経皮的腎瘻術を読んで,他
著者: 棚橋善克1
所属機関: 1東北大学
ページ範囲:P.356 - P.359
文献購入ページに移動さて,経皮的に腎瘻を作成する場合,もっとも注意すべき点は,腎と主要な血管を損傷しないようにするということだと思います.したがって,腎の血管支配を考えた場合,腎盂ではなく腎杯に直接針を刺す手技でなければならないというのが前提条件となります.水腎の程度が強ければ,どのような手技を選ぼうともあまり大きな間違いは起きないということは事実でありますが,水腎の程度が強くなければその手技も腎機能に対する障害を少なくするよう細心の注意が払われなければならないということです.
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