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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科45巻5号

1991年05月発行

症例

皮下浸潤をきたした陰茎ボーエン病

著者: 斉藤政彦1 岡村菊夫1 下地敏雄1 近藤厚生1 三宅弘治1

所属機関: 1名古屋大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.415 - P.417

文献概要

 患者は58歳男性.2年前,陰茎冠状溝腹側に発疹を認め,近医で2回にわたり切除縫合を受けたが治癒しなかった.その後,悪化して潰瘍を形成したため当院を受診した.生検の結果ボーエン病と判明.潰瘍部分にも癌細胞の浸潤を認めたため,扁平上皮癌として対処した.病変部より10mm離して尿道および陰茎海綿体の一部を含めて患部を切除した.術後,立位排尿可能で尿道狭窄なく,また局所再発を認めていない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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