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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科45巻6号

1991年05月発行

増刊号特集 外来泌尿器科マニュアル—私はこうしている

外来処置の実際

カテーテル管理(尿道カテーテル留置,膀胱瘻,腎瘻)

著者: 塚本泰司1 熊本悦明1 広瀬崇興1

所属機関: 1札幌医科大学 泌尿器科学教室

ページ範囲:P.77 - P.79

文献概要

 Endourologyの進歩に伴い一時的あるいは永久的に尿路にカテーテルを留置する機会が以前と比べ増加している.カテーテルの留置およびその管理の"こつ"はカテーテルの留置をできる限り避けることであり,また留置したとしても可能であれば早期に抜去することである.安易な留置はその後の管理を困難にする原因のひとつになるばかりでなく,患者のquality of lifeを障害することに繋がりかねない.特に,入院中の尿路カテーテル留置は,これがすべての院内感染の原因の40%を占めること,グラム陰性菌による敗血症の最も多い原因であることなどから,その適応,管理に関しては細心の注意が必要である.
 本項では,外来におけるカテーテル管理に関する一般的事項と各部位でのカテーテル管理の留意点に関して述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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