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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科45巻8号

1991年07月発行

原著

体外衝撃波腎砕石術に使用した尿管ステントの疎通性

著者: 増田毅1 馬場志郎1 石井健嗣1 田崎寛1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.599 - P.602

文献概要

 体外衝撃波腎砕石術を施行した患者のうち尿管留置ステントを挿入した18例について留置期間で,A群:4週以下(n=8),B群:4週から8週(n=4),C群:8週以上(n=6)に分類し,内腔の変化を解析した.尿管モデルによる疎通テストでは,A群で46%,B群で35%,C群で30%に流量が低下した.X線撮影では,60%にステント内腔に石灰化像を認めた(C群では100%).ステント内腔の変化は砕石後早期より始まり,とくに8週以上留置するとステントの機能が期待しえないと考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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