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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科45巻8号

1991年07月発行

原著

腎盂尿管癌の画像診断よりみた予後の検討

著者: 田代和也1 古田希1 町田豊平2 大石幸彦2 中内憲二2 小針俊彦2 浅野晃司2 長谷川倫男2

所属機関: 1神奈川県立厚木病院泌尿器科 2東京慈恵会医科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.603 - P.606

文献概要

 腎盂尿管癌160例について静脈性尿路造影,逆行性腎盂造影,X線CT,動脈撮影法の各種画像診断法の所見からみた診断率およびその異常所見と予後の関連について検討した.腎盂尿管癌の初期画像診断法の基本は,依然として静脈性尿路造影法である.逆行性腎盂造影法はカテーテル挿入不能例がある点が問題である.X線CTは腎盂尿管癌の初期診断法としては限界があったが,腫瘍の拡がりみるのに有用であった.各種画像診断所見と予後の関連では,予後不良な所見は静脈性尿路造影では腎の無造影,逆行性腎盂造影法ではカテーテルの挿入不能例を含めた逆行造影不能例であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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