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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科45巻8号

1991年07月発行

文献概要

症例

回盲部膀胱形成術と腎盂膀胱吻合を行った尿路結核後遺症

著者: 井川靖彦1 福井準之肋1 小川秋實1

所属機関: 1信州大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.607 - P.610

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 52歳,女性.切迫性尿失禁と頻尿を主訴に来院.尿路結核後遺症のため,右尿管は全長にわたる多発性狭窄を,左尿管は中部以下に多発性狭窄を認め,膀胱は著明に萎縮していた.右腎部分切除,右腎を右腸骨窩へ移植,回盲部膀胱拡大術(右腎盂・拡大膀胱端側吻合,左尿管・拡大膀胱端々吻合)を施行した.術後5年結過した現在,頻尿,切迫性尿失禁は共に消失しており,両側水腎は改善を示した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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