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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科45巻9号

1991年08月発行

原著

体外衝撃波砕石術に際しての尿管結石押し上げ効果の検討

著者: 我喜屋宗久1 元森照夫1 嶺井定一1 大澤炯2 江藤耕作3

所属機関: 1嶺井医院泌尿器科 2琉球大学医学部泌尿器科学教室 3久留米大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.673 - P.676

文献概要

 当院における上・中部尿管結石135例に対する治療結果を報告する.51例ははじめから無処置で体外衝撃波砕石術(ESWL)を施行し,84例はESWL施行前に結石の腎内への押し上げを試みた.押し上げ成功率は51.2%であった.結石押し上げの成否においては、結石嵌頓部位,結石サイズはあまり重要ではなく,結石嵌頓期間が重要と思われた.ESWLによる121例の治療成績は,無処置群68例で平均治療回数6.0回,有効率79.4%,押し上げ群53例で平均治療回数3.3回,有効率94.3%であり,総合すると平均治療回数5.0回,有効率86.9%であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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