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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科45巻9号

1991年08月発行

症例

内容液CA125が高値を呈した巨大後腹膜嚢胞

著者: 大橋正和1 二木昇平1 織田孝英1 馬場謙介2 山下昌次3

所属機関: 1国立埼玉病院泌尿器科 2国立埼玉病院臨床研究部 3国立埼玉病院放射線科

ページ範囲:P.684 - P.686

文献概要

 腹部膨満を主訴とした72歳,女性.X線検査にて右腎を正中線より左側まで圧排させる巨大右後腹膜嚢胞と判明した.嚢胞穿刺すると淡褐色の内容液約6000mlが排出し,他臓器との連続性,癒着は認められず容易に手術的摘除可能であった.血中に比して嚢胞内容液中のCA125濃度が高値を呈していた.さらに嚢胞壁上皮にも免疫組織化学的にCA125の局在が証明され,後腹膜嚢胞の起源について考察を試みた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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