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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科46巻1号

1992年01月発行

原著

夜間陰茎硬度・周囲長連続測定によるインポテンスの診断

著者: 小谷俊一1 成島雅博1 伊藤裕一1 甲斐司光1

所属機関: 1労働福祉事業団中部労災病院泌尿器科

ページ範囲:P.39 - P.43

文献概要

 33名の男性(3名正常人,29名インポテンス症例,1名離婚訴訟中)で夜間陰茎勃起測定用の小型測定装置(RigiScan, DACOMED Corp)により夜間陰茎硬度・周囲長連続測定を施行した.測定結果を金子らの分類に従って判定した結果,29名のインポテンス症例の内12名(41%)は夜間陰茎勃起が正常であり機能的インポテンスと診断された.また視聴覚性的刺激による陰茎周囲長の変化を21名で併せて施行したが,これで陰茎周囲長の増大が不良か皆無であった18名の内9名(50%)は夜間陰茎硬度・周囲長連続測定の結果は正常であった.夜間陰茎硬度・周囲長連続測定は,インポテンスが器質的か機能的かの鑑別診断に極めて有用である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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