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症例
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先天性表皮水疱症は比較的軽微な外力により皮膚あるいは粘膜に水疱を生じる遺伝性疾患である.先天性表皮水疱症に合併した尿道狭窄の治療経験の1例を報告する.先天性表皮水萢症患者の尿路病変に対しては,経尿道的手術や金属ブジーのような尿路上皮を損傷せしめるような治療は無効であるばかりでなく,さらに病変を悪化させる可能性が高いことを常に念頭に置かなければならない.現在われわれが施行している間歇的尿道カテーテル留置は効果のある1つの方法である.
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