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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科46巻1号

1992年01月発行

症例

有腟半陰陽に対する遠位尿道利用女性外陰部形成術

著者: 渡辺健二1 富田康敬2

所属機関: 1信州大学医学部泌尿器科学教室 2昭和伊南病院泌尿器科

ページ範囲:P.67 - P.70

文献概要

 60歳,半陰陽.性染色体はXO/XY.外陰部は陰嚢部尿道下裂の形態.生活環境が変わるため,女性外陰部形成術を希望して来科.逆行性尿道造影で発達した腟が造影され,内視鏡検査で腟は外尿道括約筋近くに開口していた.尿生殖隔膜を切開して腟開口部を切離した後,平板化した遠位尿道を腟上壁,逆U字型会陰皮弁を下壁,陰嚢皮弁を側壁とする遠位腟を形成した.この手術法は男性化の強い,包皮の短い有腟半陰陽に適応がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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