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増刊号特集 泌尿器科医のための臨床超音波マニュアル
文献概要
医療機関を訪れる患者は誰しも不安を持っている。疾患に対する不安はもちろんだが,「痛いことはされないだろうか?」という検査や治療に伴う疼痛に関する不安がかなり大きい。泌尿器科外来診療でしばしば行われる導尿や膀胱内視鏡検査はその最たるもので,疼痛に加えて羞恥心も患者を苦しめる。従来,膀胱疾患の診断にはこれらの逆行性操作はつきものであったが,本稿で述べる経腹的超音波検査を膀胱疾患の診療に有効に用いれば,受診者の負担軽滅に必ず役立つと思う。
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