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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科46巻12号

1992年11月発行

文献概要

原著

膀胱腫瘍における二重造影とコンピューター断層像の比較

著者: 白永日1 菊池哲哉1 出村隆二1 古村泰1 築根吉彦1 大谷和宏2 横川正之2 小柳幸夫3

所属機関: 1帝京大学医学部附属溝口病院放射線科 2帝京大学医学部附属溝口病院泌尿器科 3新潟県立がんセンター新潟病院

ページ範囲:P.931 - P.935

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 コンピューター画像の普及に伴い,現在では膀胱二重造影はあまり実施されなくなっているが,我々は膀胱腫瘍の深達度評価において,コンピューター断層像と比較して,その有用性を再確認した.膀胱腫瘍34例に対して,膀胱二重造影およびCTにて深達度の評価を行った.膀胱二重造影の診断基準は新たに設定し,またCTの診断基準も諸家の報告を参考にして厳密に設定し評価した.正診率は膀胱二重造影85.3%(29/34),CT73.5%(25/34)であった.また深達度を浅在性(TNM分類におけるT2以下)と深在性(T3以上)に分けた場合,膀胱二重造影は100%の正診率を示した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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