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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科46巻12号

1992年11月発行

文献概要

症例

多房性腎嚢胞に合併した腎細胞癌

著者: 今田世紀1 笠谷俊也1 島居徹1

所属機関: 1水戸済生会総合病院泌尿器科

ページ範囲:P.945 - P.947

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 49歳,男性.左腎の腫瘤の検査目的で当科受診.超音波検査の結果,左腎下極に直径10cm大の多房性,嚢胞性腫瘤を認めた.造影CTでは一部嚢胞壁が増強されたが,血管造影では嚢胞壁に腫瘍血管を認めなかった.悪性の可能性のある多房性腎嚢胞の診断のもとに部分切除術を施行した.永久標本にて嚢胞壁に腎細胞癌の合併が認められた.我々は多房性腎細胞癌の診断は手術以外には困難であると思われた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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